目的や目標によって変わる取得すべき収益不動産の特徴

公開日:2015年6月21日 最終更新日: 2016年1月3日
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不動産投資では物件を取得した時点で投資の成否が90%近く決まると言われており、どのような物件を取得するのかが大変重要になります。

とはいえ、まったくの不動産投資初心者がどのような物件を選べばよいかはなかなかわからないと思いますので、ここでは一般的な収益不動産の選び方について紹介したいと思います。


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目的と目標を決める

収益不動産を選ぶ際に重要になるのは目的と目標を決めることです。

目的、目標が明確になると、どのような特徴の物件に投資すべきかある程度見えてきますので、まずは目的と目標を決めましょう。

■主な不動産投資をする目的

  • 現金収入がほしい
  • 将来の私的年金つくり
  • 相続対策
  • 節税

不動産投資の目的は人それぞれだと思いますが、現在の現金収入として不動産投資が必要なのか、また将来の私的年金のために不動産投資をしたいのかなどがあります。

現在現金収入が必要なのであれば、長期間安定して、かつできるだけ多くの収入を得ることができるように、利回りが高く長期間安定的に収益を上げることができるような物件、投資方法を検討するようにしましょう。

将来の私的年金を準備したい場合も基本的には現金収入を得たい場合と同じで長期間収入を上げることができる方法を検討するようにしましょう。

ただ将来の私的年金の場合は直近のキャッシュフローが多少悪くても最終的な投資の利回りを重視して、年金が必要になる時期にローンを完済できるようにしたり、物件を売却することで投資全体がプラスになるような投資方法を検討されるのも良いかもしれません。

相続対策が目的の人もいます。

相続対策の場合、相続税の課税額を圧縮することが目的となりますのでどんな物件でも良いと思いがちですが、相続後のことも考え、相続した人が売却して現金化がしやすい物件を購入しておくことが重要になります。

また相続は不動産だけでなく様々な資産が対象となりますので、すべての資産を考慮した上で不動産を取得して相続税を最適化するための検討をする必要があります。

専門家の判断を仰ぐのが賢明ですので、税理士などに相談してシミュレーションをした上で取得すべき不動産を検討するようにしましょう。

高額所得者や地主の人などは節税が目的の場合もあります。

節税を目的に不動産投資をする場合、減価償却費などを一気に計上して節税する方法が多いですが、節税が目的だと不動産投資自体は色々と経費が発生して損失が出るなど実は節税になっていなかったという場合もあります。

節税分と不動産投資による損益をきちんと計算して、長期的に節税を行うことができる物件を取得したり計画を立てる必要があります。

このように不動産投資により達成したい目標によって、取得すべき不動産は大きく変わります。

さらに自分のリスク許容度や住んでいる地域、予算感などによってもある程度取得できる不動産が見えてきますので、これらを整理してぜひ自分が求める不動産を明確にしていくようにしましょう。



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