不動産担保ローンの特徴とメリット
金融機関から借りるローンには色々な種類がありますが、ローンの種類として不動産担保ローンがあります。
不動産投資の際のローンも広い意味では不動産担保ローンとなりますが、金融機関で一般的に提供される不動産担保ローンの意味や特徴を理解しておきましょう。
不動産担保ローンの特徴とメリット
- 不動産を担保に入れて借入をするローン
- 借入金額が大きい
- 用途に制限がない
- 融資期間が長い
- 金利が低い
不動産担保ローンとは、その名の通り不動産を担保にしてお金を貸し出す融資商品です。
一般的なカードローンの場合は、個人の信用のみをもとにお金を貸すことになりますが、不動産担保ローンは個人の信用に加えて不動産の担保価値も加わりますので、ローン利用者の信用が高まりカードローンと比較して高額な借入が可能になります。
金融機関によっても異なりますが、大体不動産評価額の8割弱くらいの金額まで借り入れることができます。
金融機関から見ると、お金をいくら貸すことができるかは「貸したお金がきちんと返ってくるか」を考えて評価をしています。カードローンなど個人の信用力だけを見るローンの場合は、勤務先や年収、勤続年数などから返済がされないリスクを見ます。
不動産担保ローンの場合は、貸したお金が返ってこなかった場合に不動産を差し押さえることになるので、差し押さえた不動産の売却額分は確実に返ってくることになりますので、返済が滞った場合のリスクが少なくなります。
そのため、個人の信用評価で返済が滞らないかどうかを判断し、加えて返ってこなかった場合にも担保不動産によって返済がなされるので、金融機関の与信評価には個人の信用評価プラス不動産の担保価値が加わることになります。
また、不動産担保ローンはフリーローンですので、借りたお金の用途には制限がなく何に使用しても問題ありません。その点で住宅ローンや教育ローンなどと比べると自由度の高いローンとなっています。
無担保のローンと比較すると低金利で融資期間も長く設定されていることが多いので、ローンの商品性として有利な部分が多くなっています。
これも上述した通り、不動産を担保に入れていることで信用が高まることから有利な条件で借入ができるのです。
不動産を担保に入れていますので、万が一返済が滞った際には大事な不動産を失ってしまいますので、借りる方のリスクも相応といえます。また不動産を差し押さえられた場合でも返済義務が完全になくなるわけではなく、売却してなお残債が残る場合は
気軽に利用するのは避けた方が良いと思いますが、特徴を理解して必要に応じて活用されるのが良いでしょう。
特に資金の用途に制限がないので、これから増える介護や医療に使用することができますので、そのような場合も活用できるという点は理解しておくと良いですね。
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