管理費、共益費の意味と使われ方

公開日:2015年4月15日 最終更新日: 2016年1月2日
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マンションやアパートに入居すると家賃とは別に「管理費」や「共益費」という名目で数千円から一万円程度を毎月徴収されることがあります。

何となくマンションの管理に使用されているんだろうなと感じている人は多いと思いますが、実際どのように管理費や共益費は使われているのでしょうか。

本記事では管理費、共益費の意味や使い道について紹介したいと思います。

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管理費、共益費とは

  • 管理費、共益費はマンションの共有部分の管理に使用される費用
  • 管理費、共益費は名前が違うだけで同じ意味

そもそも管理費、共益費とは家賃とは別に毎月支払う必要がある費用です。

マンションなど集合住宅の場合には居住する部屋以外にエントランスやエレベーター、廊下など共有部分がありますが、これらの共有部分の維持管理費用に使用されるのが管理費であり共益費です。

地域や物件によって管理費、共益費という呼び名の違いはありますが、基本的には同じもので、建物の維持管理に使用されるお金です。

共有部分の管理に使用するという名目のため、一戸建てや築年数の多い木造アパートなど共有部分が少ない物件では管理費、共益費を徴収しない物件が多くあります。

逆にタワーマンションや築年数の浅い大規模マンションなどでは、豪華なエントランスなどがあり、共有部分も多く立派になっているので管理費、共益費は高めになるのが一般的です。

また、管理費や共益費を無料としている賃貸物件の場合、多くは家賃に管理費相当の金額が含まれており、オーナーは受け取った家賃の中から一部を管理費として使用しています。

家を借りる場合は管理費が無料だからと無条件で喜ばずに、トータルのコストで物件のお得度を判断する必要があります。


管理費、共益費の使われ方

  • エレベーターの維持管理費用
  • ゴミ捨て場の維持管理費用
  • エントランス、廊下部分の照明交換費
  • 玄関部分、玄関前の清掃費用
  • 共有部分内の樹木の世話
  • その他管理人業務

管理費が何に使われているのかは気になるところだと思いますが、上述した通り主にマンションの共有部分のメンテナンスや日々の管理などに使用されているのが一般的です。

意外に大きいのがエレベーターの維持管理費用で、専門業者の点検を受けるなどして毎月数万円の費用が必要になります。

その他にもゴミ捨て場のごみ収集を外部業者に依頼している場合はその費用もかかりますし、エントランスや廊下の電球の点検交換などにも管理費は使用されています。

玄関、廊下部分、玄関前の通路などの清掃やマンション共有部分に樹木を植えている場合はその水やりや剪定などに費用がかかります。

管理人を常駐させているマンションの場合は、管理人への報酬も管理費から支払うことになります。

最近は24時間管理人がいたり、ゴミ捨てができたりと便利なマンションは多くあり、それらのサービスは当たり前と感じがちですが、私達が快適だと思う環境を維持するのにもお金はかかりますので、そこに管理費は使われています。


家賃と管理費、共益費が分かれている理由

賃貸物件を借りる際には家賃とは別に管理費、共益費が分かれていることが多くありますが、入居者としては毎月かかる費用ですので、わざわざ分ける必要はありません。

ですが、現実には多くの物件では家賃と管理費は分けて表示されています。このように家賃と管理費、共益費が分かれている理由として大きいのは家賃に割安感を出すためです。

例えば、家賃と管理費合わせて7万円の部屋があったとすると、「家賃7万円」として募集を出すのと「家賃6万5千円・管理費5,000円」として募集を出した場合には後者の方が安く感じます。

実質的には同じですが、印象は大きく変わり入居希望者の反応にも違いが出るので、家賃と管理費を分けて少しでも家賃を安く見せたいというオーナーさんが多いのでしょう。

最近ではインターネットを使って部屋を探すのが主流ですので、探す際に家賃を絞って検索をすることになります。つまり先ほどの物件だと、家賃が6万5千円以内の物件で検索をした際には「家賃6万5千円・管理費5,000円」としている場合だけ検索に引っかかることになります。

露出機会という意味ではこの差は大きいので不動産会社、オーナーの多くは家賃をなるべく低く設定したいと考えており、そのために管理費を分けて設定しているのですね。

なお、逆に敷金や礼金、不動産会社の仲介手数料の計算には「家賃の1か月分」など家賃をもとに算出されることが一般的です。

そのため、今度は逆に家賃が高い方がオーナー側にとって有利になるので、家賃交渉などの際には共益費や管理費などから値引きをしてくることが多くなります。

入居者の立場から見ると、家賃から引いてもらった方が得することになりますので、家賃交渉などをする際には、家賃と管理費の違いについて理解しておくと良いでしょう。



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