坪単価と平米単価の違いや計算方法、使い分け

公開日:2015年9月14日 最終更新日: 2016年1月2日
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不動産は物件ごとに広さが異なりますので、広さあたりの価格で物件の割高、割安を評価するのが一般的です。

広さあたりの単価として良く使用されるのは「坪単価」と「平米単価」がありますが、これらはどのような違いがあり、使い分けがされているのでしょうか。


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坪単価と平米単価の違い

  • 1坪 :3.305785㎡
  • 1平米:0.3025坪

「坪」と「平米」の違い

坪と平米はともに物件の広さ(面積)を示す指標で、坪は尺貫法、平米はメートル法による面積表記です。

土地は坪で表し、建物の専有面積は平米で表すことが多いイメージの人もいると思いますが、そのような決まりはなく、ただの面積を表す単位上だけの違いで2つに大きな違いはありません。ただし不動産取引上の表記はメートル法により記載されることになっています。

不動産業界の慣習として常に坪換算してしまうという人もたくさんおり、会話の中では坪と平米が混在してしまうのが実情です。不動産業界の人たちとスムーズにコミュニケーションをとるためには坪と平米の違いを理解しつつ、頭の中ですぐに換算する必要があるといえます。


坪単価と平米単価の計算方法

不動産の価格指標として同じ面積当たりの物件価格で測ることが一般的ですが、この時使われるのが坪単価であり、平米単価です。

ハウスメーカーが売り出している建売住宅や新築マンションの価格相場を見る上でも坪単価や平米単価の概念が広く使われています。

坪単価と平米単価はそれぞれ以下の計算式で算出されます。

  • 坪単価 :物件価格÷坪数
  • 平米単価:物件価格÷平米数

それぞれ単純に物件価格を坪数や平米数で割ることで各単価を算出することができます。なお、一坪は3.305785㎡となっており、約3.31㎡とか約3.3㎡として計算されることが多くなっています。

ですので、同じ物件であれば平米単価に対して坪単価は常に約3.31倍となります。

物件の坪単価や平米単価の相場は地域によって大きく異なります。同じ地域、同じような立地、条件の物件であれば坪単価や平米単価には一定の相場がありますので、不動産投資家であれば自分が投資している地域の坪単価や平米単価は頭に入れておき、物件の価格を聞けば相場より割高なのか割安なのかを判断できないといけません。


坪単価と平米単価の換算方法

平米単価から坪単価を逆算する方法

平米単価から坪単価を計算するのは簡単で、約3.31倍すれば良いだけです。

  • 坪単価=平米単価×3.305785

より正確に計算をしたければ3.305785をかけることになりますが、計算結果はあまり変わりませんので、3.3とか3.31で計算している人がほとんどです。

土地の広さは坪で測ることが多いですが、不動産取引では坪などの尺貫法ではなくメートル法で表示しないといけないことになっていますので、物件情報は平米で表示されていることがほとんどです。ただし1坪=2畳という感覚で物件の広さをイメージしやすいということもあり、平米の横にカッコ書きなどで坪数が併記されることも多くなっています。

土地建物ともに坪単価で相場観を持っている人も多いので、坪単価で価格を測るという人も多いでしょう。平米しか記載がない場合は平米の物件面積に3.31をかけて坪数を算出してから物件価格を坪数で割り坪単価を算出するか、先に物件価格を平米数で割って平米単価を算出してから3.31をかけて坪単価を算出することになります。


坪単価から平米単価を逆算する方法

逆に坪単価から平米単価を算出する場合には3.31の逆数である0.3025をかけるか3.31で割ることで坪単価から平米単価を計算することができます。

  • 平米単価=坪単価÷3.305785
  • 平米単価=坪単価×0.3025

上述した通り、不動産取引に関する表示は平米表記が基本ですので、平米単価から坪単価を計算することの方が多いと思いますが、不動産屋や他の投資家との会話などでは「坪」で語られることも多いので、自分の中で平米単価を計算したい場合には3.31で割るなどして平米に直す必要がありますね。


坪単価、平米単価の使い分け

坪単価、平米単価の違いを見てきました。

坪と平米の単位の違いは1平米、1坪の広さの違いしかありませんので、実務的にはどちらの単位を使ってもよく、広さや単価を知るという意味では大きな違いはありません。平米の方がイメージしやすいという人もいれば坪の方がイメージしやすいという人もいますので、自分がイメージしやすい単位を使って広さや価格のイメージをつかむために使用されると良いと思います。

ただし現実的なやり取りの中では坪と平米は混在して使用されていますので、自分の中で同じ基準に換算できるようすぐに計算する癖をつけられると良いですね。

1坪約3.1平米というのは不動産業界のみならず一般常識といえるものでもありますので、いちいち「㎡にするといくつですかね」など聞いているとコミュニケーションに時間がかかってしまいますし、不動産会社の人になめられる可能性もあります。

「坪」「平米」の関係などは内見前にきちんと身につけておき、計算が不安な人は電卓を持っていくのも良いでしょう。

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